《引き寄せの法則って何?》
少し前にザ・シークレットに始まった引き寄せの法則がブームになった。
あれ以降[引き寄せ・・・]と言う言葉を使う人が少しずつ私の周りにも増えてきているように思える。
ちなみに私も人に進められてDVDを買ったり、本を読んだりした。
こういうのがブームになると、必然的に関連書籍が急に増えてくるのだが、やはり[引き寄せ・・・ ]で検索するとそれらしい書名が沢山出てくる。
このブームのきっかけになったザ・シークレットを始めとして、このジャンルの書籍全般に言えることなのだが、この[引き寄せ・・・ ]に関する書籍を書いた人や、その書籍などに影響を受けた多くの人の中にはかなり間違った解釈がまかり通っているような気がする。
例えばこのザ・シークレットで言う法則性の理解にも疑問な部分はかなり多いようだ。
ザ・シークレットの元になったと言われるいわゆる種本の中には、かのジェームズ・アレンの[原因と結果の法則]があるとの事だが、 私はハイパーレイキの願望実現セミナーの中でも、[サミエル・スマイルズの自助論]と並んで、 以前からこの[原因と結果の法則]を推薦している。
特にアレンの言う法則性は、ハイパーレイキで言う集合的無意識や宇宙意識の法則性を説明したものであって、 それは視点を変えるとエネルギーそのものであると言う理解と全く矛盾しない。
ハイパーレイキで言う最終段階でつながる存在とは、まさにアレンの言う根源的な法則であり、 ハイパーレイキではこれを創造主たる大霊力と理解している。またこれは仏教で言う阿羅耶識とも共通したものだろう。
こういう視点で考えると、[引き寄せ・・・]はあまりにもバックグランドを欠いた法則性の理解であると考えられる。
この片手落ちな解釈が著者の理解不足から来るものなのか、それとも意図的に背景の説明を省いてしまったのかは判らないが、このザ・ シークレットを読んだ人は必ずジェームズ・アレンの[原因と結果の法則]も熟読して欲しいと思う。
ちなみにハイパーレイキの第2段階では集合的無意識にコンタクトする事を目的とし、第3段階では大宇宙の創造主たる大霊力 (ハイパーレイキではこの存在をこう呼称する)にコンタクトする事を目的とする。
[引き寄せ・・・]はあくまで方法論の一部であって、優先順位の第1は先ずその根源的な意識にコンタクトすると言う事である。
つながらなければその思念は空虚な妄想に過ぎない。