《パワースポットについて》
最近私の周りでパワースポットについてが話題に上るようになった。
そう言えば今から10数年前にもパワースポットが流行になり、関連雑誌でもよく特集が組まれたりしていたが、
こう言うものも流行が繰り返されるのかもしれない。
私もパワースポットに興味を持って、多いときには毎週2回くらい奈良県の天川村にある、天河神社に通っていた事がある。
パワースポットの定義はちょっとあいまいなので、興味がある人はその手の本を読んで見ると良いと思うが、一つ気になるのは、風水で言う穴
とパワースポットの違いについてである。
風水で言う穴≠ニは富士山などの高い山を源として起こる大地のエネルギーの流れが、一定の条件で噴出す特定の場所を指し、この穴 は必ずしもパワースポットとは一致しない。
この風水的な定義は『御堂龍児氏』の本に詳しく出ているので、興味がある人は一度読まれると良いだろう。
ちなみに私は『御堂龍児氏』以外の風水師を信頼していない。
《ハイパーレイキと風水》
先日私が主宰する『シンセティック・セラピー&コンディショニング学院』の『エナジーコンディショニング講座』 の講義の中でフィールドワークとして実際に風水的に優れた場所を尋ねると言う事をやったが、たまたま参加されていた方の中で、 長野県の分杭峠を訪ねてから続いてこちらに参加された方がおられた。
私は直接ここに行った事が無いので何とも言えないが、この分杭峠と言うのは風水的には特に意味は無いと聞いている。 それよりはいわゆる磁場の強いパワースポットに当たるらしい。
先の天川と言い、分杭と言い、また屋久島などもやはりパワースポットではあっても風水で言う穴≠ニは多少異なっている。
風水で言う穴℃ゥ体は非常に小さいもので、人体に例えると大地のエネルギーの流れ(地龍とも言う)は経絡であり、穴≠ヘいわゆる経穴
にあたると言われている。
この考え方はあたらずといえども遠からずで、地球自体を一つの生命体と考えれば、目に見える平坦な陸地も、
河の流れや山の起伏や或いは海なども、人間で言えば表皮の部分に当たるだろうし、風水で言う地龍などは目に見えない経絡にあたり、
その経絡上にあると言う穴≠ェ経絡≠ノあたると言うのも理解できる。
そういえばアースアキパンクチュアー≠ニ言って、大地に杭を打ち込んで磁場の修正とか地磁気の修正とかをすると言うのもあったが、 それがどこまでの効果を持つかについては甚だ疑問が残る。
ところでハイパーレイキではシンボルを用いて大地のエネルギーとつながる、と言う事を重要視しているが、 この場合の大地のエネルギーと言うのはまさに風水の穴≠ゥら出てくるエネルギーと同じものを指している。
私は、『地球が一つの生命体である』と言う発想が大好きである。
人間は、地球と言う生命体の中で育まれている存在である。
しかし多くの人間はその事に気付いていない。
久しぶりにフィールドワークで山に入って見ると、いつの間にか山肌が削られ谷が埋められ、造成が進んでいる。
こう言う風景を見ると、人間はなんて愚かなのだろうと思えてくる。
都市近郊の貴重な自然をあっという間に破壊し、山を削り谷を埋めて見た目だけの造成であっという間に家を建てていく。
しかしその地盤は軟弱で、想定外の雨が降るとその土地も、またその周辺にも大きな被害をもたらす。
そこには大地と共生すると言う発想がかけらも無いように見える。
ハイパーレイキではシンボルを使ってよく大地につながると言う行為をするが、
考えて見ればこれはある意味で地球と一体となる行為である。
大きな生命体である地球に小さな生命体である我々人間が日常的につながり、そしてコミュニケーションを取り続けていると、
地球から聞こえてくる様々なメッセージが聞こえてくるように私は思う。
地球と言う大いなる生命体への畏敬、ハイパーレイキの根底にはこう言う発想がある。